2013年10月1日火曜日

BAHA(骨伝導補聴器)のトライアル終了

今日はまたもや補聴器の事について話してみたいなと思います。

前にBAHAのトライアル中とお伝えしましたが、その途中で投げ出す様に日本に一時帰国してしまった私。担当の聴覚訓練士がめちゃいい人だったので、BAHAのトライアルやり直しさせていただきました!
BAHAのトライアルでわかったこと(デメリット)は
・音がはっきりとは聞こえない
・つけてると頭が痛くなる
・ハウリングがひどい
です。

一つ目のはっきりと聞こえないというのは、トライアルで頭がい骨にボルトを埋め込むわけにはいかないので、振動だけ伝える装置(本物のボルトなしバージョン)を装着するのですが、本物のように直接頭がい骨を振動させているわけではなく、間に皮膚があるため音がずいぶんとモホモホ聞こえます。感じで言うと、口にハンカチ当てて話してるように聞こえるんです。こもってるというか。。。
音がしているのはわかっていても、聞き取りまではできない。(←これが片耳難聴のめんどいところ)
これが手術して本物にしたところでどれほど改善できるかは、わからないというからちょっと不安。

二つ目の頭痛の問題は振動を的確に伝えるためにトライアルBAHAのヘッドバンドはきつめに巻くため、プラスチックの振動を伝えるところが当たって痛い。骨ばっているところに当てなくてはいけないので、余計痛い。連続着用は1時間が限度。さらに振動がめちゃ伝わってくるので、音を拾おうと音量を上げると、振動からも頭痛がするようになる。しかし、バンドを緩めたり、間にクッション的なものを挟んでしまってはBAHAの振動が伝わらなくなるので、意味がない。本物のBAHAならボルトが振動を伝えるので、ヘッドバンドで頭を締め付けなくてもよくなる。でもトライアルの状態で毎日1時間ごとにつけたり外したりやるようでは効果もよくわからない。トライアル自体が苦痛になる。ま、本物にしたら改善されるけど(*^_^*)

ハウリングは前回のBAHA関連の記事でも述べたようにものが触るとキーンとハウリングがする。おちおちソファーにも寄りかかれないよ!w 帽子やカチューシャなど着けるのが難しくなる。
一度くりぴこが頭をなでてくれてなんかロマンチックな感じだったときに、うっかりBAHAに触れて
きいいいいいいいいいいん!
となり
「やかましいわ、ボケーーー!(☄◣∀◢)☄」とムードぶち壊しな事がありました。とほほ。

メリットとしては
・振動式なので臨場感はある。。。気がする。
・オーストラリアでは医療保険に加入していればBAHA自体と手術が全額カバーされることがある。(医療保険会社による)さらに2年ごとに新しいBAHAを申告でき、認められれば支給される。

臨場感というのも間違った表現かも知れませんが、音を振動で伝える機械なので大きな音がしたときなどは、かなり振動が伝わるので迫力があります。

医療保険は保険の範囲や会社にもよりますが、日本に住んでいる方にはあまり役に立たないですね。日本では今でも完全に自費で、しかもBAHAを扱える医師が少ないのが現状だと思います。
でもタダでBAHAできるんだったらいいよねぇー。こんなにオイシイ話はないよー!(〃ʘ▿ʘ〃)

そして、今別の補聴器のトライアル中なので、それはまた別の機会にお話ししますです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます(✿◕ ‿ ◕✿)