2011年11月4日金曜日

永住権申請の(下)準備 パート2

というわけで前回の記事では同棲を始めてからの証拠作り(ねつ造しているわけではないので証拠残しといった方がいいかしら?)でしたが、いよいよ申請書を書いたりする時期になりました。

まず、書きこむ書類が山とあります。

ほとんどが申請者(つまり私)のもので、スポンサー側(くりぴこ)の書類ってあまりないんです。

でも二人の関係をよく知るオーストラリア永住権を持つ人(少なくとも二人)に二人の関係が本物であることを証明するために宣言書を書いてもらったり、くりぴこの家族の詳細が必要だったりとなにやらかにやらで、くりぴこもパタパタしてます。私はバタバタどころじゃないですけどねw

というわけで先日、インターネットでダウンロードして図書館でプリントアウトした(うちには残念ながらきちんと作動するプリンタがありません!!)オーストラリアの無犯罪記録の証明書の申請書に書き込んで、郵便局に行き、マネーオーダーをしてきました。
このオーストラリアの無犯罪記録証明書はオーストラリアに12ヶ月住んでいると必ず提出しなければなりません。
私はおそらく申告時までには滞在が12ヶ月未満でしょうが、念のためにとっておきました。

ちなみに最近デファクトのビザに関して
「州などきちんとした登録機関においてその関係(デファクトカップルとして)登録していれば12ヶ月のデファクト期間の証明が免除される」的なことが加わったんです。(詳しいことはきちんと移民局のホームページで調べてくださいね☆)
これに関してはまだ移民局自体も新しい取り決めでイマイチ把握しきれてないようで、以前移民局に電話で「移民局ウェブサイトに(上記のことが)載ってるんですが、これはいつ登録してもいいのですか?」と聞いたときに「それはないです」とひたすら頭ごなしに否定されました。
「いやでも、あなた方のウェブサイトにデファクト期間の免除ってあるんですけどむかっ」と何度言っても「いえ、それは違います」しか返ってこなくて「もういいですパンチ!」って電話を切ったことがありました。きっとこの取り決めはまだ浸透しきってないんでしょうね。これがトラウマで移民局に電話するのが常に億劫です・・・。

それはともかく、私たちはデファクトを登録したので、12ヶ月経つ前にビザを申請しようと思います。
でもオーストラリアの無犯罪証明書は取得しました。念のため。

それから母に戸籍と3通送ってもらい、シドニーの日本領事館へ出向いて出生証明書と渡航証明(犯罪証明書)を申請。
領事館では戸籍は取れないので、日本の誰かに頼んだり、あるいは自治体に直接要求しなければなりません。場所によっては海外に送ってくれる自治体もあるようですが、本人確認とかどうすんの?とか思います。戸籍のために国際電話かけるのもなぁ。。でもEMSでわざわざ送ってもらうのも家族に申し訳ない・・・と思いながらも協力的な家族でよかったドキドキと家族に感謝。

出生証明は1週間ほどでできますが、渡航証明は日本の警察に問い合わせるので2カ月ほどかかるそうです。

えええええぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー???!
そんなにかかるの!? ガビーン!!

とショックを受けながらもシティーの領事館を後にしました。

ちなみに領事館ってもっと窓口がたくさんあって広くって(なぜか)レトロな場所を想像してたんですが、思ったより小さかったです。w
ビル自体は大きなビジネスビルで、チャンネル7が一階に入っています。エレベータでフロアに着くと左手にいきなりセキュリティ。
セキュリティーが厳しくて携帯はOFFしてセキュリティで預けます。バッグもスキャンされます。
セキュリティの後はすぐ待合室・窓口で、窓口は全部で3つ。待合室も6畳くらいの部屋で小さめのディナーテーブルが二つもあって「狭っっ!」って感じです。

出生証明と渡航証明を申請するには、在留届が必要です。
在留届とは、海外で3カ月以上滞在する場合、その国の大使館・領事館で提出しなければならない書類です。
私はそんなの知らなかったので、「在留届は出されてますか?」って言われて「え?(ナニソレ??(゜д゜;))」って感じで、在留届もついでに出しました。
渡航証明は申込用紙のコピーに受け取りみたいな印を押されて控えとしてもらいます。
出生証明は一週間後にできあがるって説明を受けて、受け取るときにキャッシュで15ドル払うように指示されて、黄色い控えの紙を受け取ります。これは引換券っぽいので、受け取りまで大切に保管します。

領事館のサイトでは渡航証明は戸籍(が目で見てわかるもの。ICチップ付で本籍が表示されてない免許証は不可)と申込書3通、出生証明は戸籍2通(うち1通は返却不可)、それと共通してパスポートが必要だというので、戸籍は3通用意しましたが、二つとも同時に申請したため、結局一通しか必要じゃなかったので二通手元に残りました。「えー、ちょっと損した気分。せっかく3通取ってもらったのに。」とか思いましたが、足りないよりはあまる方が断然いい!ということで、申し込み手続きが終了して、渡航証明用に指紋採取。
指紋採取を手伝ってくれた領事館の人がそれはそれはファンキー愉快なおじさまでして。。www
指紋採取は別室(これまた4畳半足らずのちび部屋)で行われます。専用の用紙に固めのインクパッドでもって指一本ずつ指紋を取っていきます。ちょっとコツがいるようですが、ファンキーなおじさまが
「うん、これはね、みなさん慣れてないから。いいんですよ。初めてだとドキドキしますよね。あ、バッグこちらに置いてください。」
ってなノリでペラペラしゃべるので、私も
「まぁ、慣れてても困りますけどねw」
なんて会話のキャッチボール的な事をしてみた。

指紋採取が終わって、携帯も返してもらって、領事館をあとにしました。

そして本日は健康診断です。
ネットでビザ用の健康診断の予約・支払いができるので、(女性の方は尿検査があるので、生理を避けて予約しましょう)予約をして、今日いってきました。
事前に移民局のサイトから必要書類をダウンロード・プリントアウトして、記入しておく必要があります。
ここで大事なのは、最後の申請者のサインは事前にしないこと!
サイン以外は事前に書き込んでおく必要があるのですが、サインはお医者さんの目の前でしなければなりません。さらに最新の書類を使うのも大事です。古いものだと質問や内容が変わってるので、クリニックに着いてから書き直しして、列に並び直しなんてことにならないためにも、これはきちんとしましょう。
ちなみに結構混んでるのが普通のようです。

受付で書類を軽く確認され、住所や氏名を確認されます。
受付で予約したときにメールで送られてくるレシートを見せる必要があるとのことでしたが、受付では「レシートは要りません」っていわれちゃった。あれーーー????
すぐに写真を撮られてあまり待たずに名前を呼ばれるので、最初は身長・体重・視力検査。視力矯正を行ってる人はメガネ・コンタクト持参しましょう。
そして採尿。私は採尿のためにトイレを我慢してたので、採尿室が天国のようでした。スタッフの方にも「すっきりした?」と笑われる始末。いやー、ちょっとばっちい話ですみません。。。

そのあと採血なのですが、ここで以前書いたように私は採血で失神した経歴があるので、「あのー、ベッドでねていいですか?」と聞くと「え?なんで?」的な雰囲気が部屋中に流れ、「いや、あの、以前気を失ったんです。採血で。」と言ったら
「あらーそれは大変ね。どうぞ。でも何も心配しないで。なにも起こらないから。うふ。」
と採血する女性に微笑まれ、私も
「だいじょうぶだと思うんですけど、とりあえず。えへ。」
って感じで返しました。でも心の中では
「いや、あなた、そのぶっとい針を私の腕にちくーんとするんでしょうが!なにも起こらないわけないじゃろがーい!」
とか思ってみたり。
採血の寸前、あまりに緊張していたのを隠すように、その場にいた助手さんにも
「あなたのピアス素敵ね!」
とか余裕ぶった発言してみたり。
本当は心の中じゃ
「また気絶したらどーしよーーーーー????!!!!恥ずかしいし!!!!ってかここにはグルコースの炭酸飲料(以前の採血記事参照)なんてなさそうだしなぁ。しょぼん。」
とかわけわからんこと考えてみたり。

結局採血は無事終了。そのあとお医者さんの問診で、目とか耳とかのどとか見られたり触診されて、胸の音聞くとか、おなかを押してみるとかそんな簡単な感じで、あとは書類の確認と、世間話がてら「健康で気になることはありますかー?」ってかんじで問診終了。ちなみに半難聴なことは書類にも書かなかったし、問診でも言いませんでした。とある移民エージェントに軽く相談したところ、日本でも方耳難聴は障害としてみなされていないし、「現在も続く知的・身体的障害がありますか?」という質問はNOでも大丈夫だろう。と教えてもらったので、NOにしました。普通に社会生活できてるし(仕事した学校いったり)、支障と障害は違うから。という判断のもとでNOにチェックしました。まぁ「もしYESといってもオーストラリアの障害者手当などを使う感じもなさそうだから、YESといってもビザには問題ないだろう」と言ってましたが、ややこしいことになるとめんどくさいので、障害ではないということでNOにしました。でもこういうのって不安ですからできればプロフェッショナルに相談したいですよね。最近は相談は無料っていう日本語で相談できる移民エージェントも増えてますから、そちらに相談してもいいでしょうね。

話は健康診断にもどり、最後にレントゲンとっておーわりー♪
結構早かったです。1時間もしないかな?

早く終わったのでクリニックの近所をプラプラしてたらナイスなジャズを演奏するストリートミュージシャンを発見!いい感じのおじいさん(おじさん?)がサックス吹いてるんですよ。しかもうまいの。(少なくとも私はうまいと思ったよ!)
日本にいる父がジャズにあこがれてサックスとかはまってるので、アーティストをサポートする意味でもこの人のCDを購入。だって$10だよ?買ってあげようよ!!みたいな。w
そしたらこのサックスのおじさんすごく優しくて、話してたら一緒に写真は撮ってくれるし、帰ろうとしたら呼びとめられて「お父さんが英語が読めればいいなぁ。メールくれればサックスの練習のアドバイスもするよ。」と言って名刺くれました。
いい人やね。うれしいよ!私!!こういういい人もシドニーにいるんだね!
ロシアで空港行きの電車でたまたま会ったおじさまに気に入られて「本当はクライエントにプレゼントするつもりだったけど、君がとても気に入ったからぜひ君のお父さんに、あなたは娘さんを立派に育てましたね、と言って渡してほしい。」とそれはそれは高かろうウォッカをもらったときと同じくらい感動しました。

シドニーっていろんな理由でちょっと暮らしにくいって思ってたけど、こういうことがあると胸がほっこりして、うれしいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます(✿◕ ‿ ◕✿)